BLAME!は読めば読むほど味が出る作品です。
なので1週でやめてしまった人は残念。何周もしていただきたいところであります。
1週だけ読んでもなにがなにやら。
1週目では気にならないけど2週目あたりから気になりだす存在、通称「犬女」がいます。
この犬女、情報少なすぎて謎だらけ。
何者なのか、所属はなんなのか、少なくともキリイの敵ではないのか?くらいしかわかりません。というか作品中で語られることはないのです。
今回はそんな犬女について考えていきたいと思います。

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目次
本からわかる犬女
- すごく重そうなものを持っている
- 肩から先が分離
→サイボーグであることがわかる
- 犬も生身ではなさそう
- 初登場:1巻
- シボ登場あたりで忘れがちな存在
登場が「LOG.2 大地の記憶」のみなので忘れがちな存在です。
情報はこれくらいなもんなのでそりゃ忘れますわな。
1巻を初めて読み始めた段階では、BLAME!の世界がどんなものなのかわからない。
しかし1週読み終わってみると、この世界でキリイと知り合いで対等な存在の生物がいることがどれだけとんでもないことなのかわかります。そんな存在が犬女。
「3000階層上にシステムが生きてる居住区が見つかった」
「人がいるかどうかはわからない」
「でも行ってきて」
BLAME!1巻より引用
のセリフで、我々読者が見ることになるキリイの物語が始まると考えると、非常に重要な存在であると思いませんか?
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BLAME!1巻より引用
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犬女とは何者なのか?
ハッキリと作中では語られていませんが、少なくともキリイの敵ではないと思います。
- セーフガード
ネット端末遺伝子を持たない人間を排除する存在
本来は統治局とは仲間のハズだけど独立しているのでもう手出しできない
→現在はネット端末遺伝子を持つ人はいないため殆どが排除対象
- 統治局
ネットスフィアの支配レベル
→キリイの所属はここ寄り
- 珪素生物
→ネット端末遺伝子持つもの全員殺すべしの精神。だいたいこいつらのせい
詳しい解説は別記事にしましょう。
- 正常なネット端末遺伝子を登録することを目的としている
- キリイと普通に話している(キリイは珪素生物に容赦なし)
- そもそもの見た目は人間
であることから珪素生物であることはないでしょう。
キリイは正確には「セーフガード以前の「システムの密使」」であり、もしかしたら犬女も同じ存在の可能性があります。
- サイボーグである
- ネット端末遺伝子を探している
という共通点もあるのでそこそこ有力な説。
電話で報告している
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BLAME!1巻より引用
電話での報告先はどこなのか、これは謎。
統治局への報告は電話でできるもんなのか、と言われると微妙。
非常時に代理構成体を送ってくるくらいなので無理と思っておいたほうがいいのかも。
エレベーターのような乗り物は超構造体を突っ切って移動しているのであればかなり上位の存在の可能性が高い。キリイへ3000階層上へ行ってくれと言っているくらいなのでそれはないと思いますけど。
本編には出てきていないだけでネット端末遺伝子を集めている組織みたいなものが存在していて、そこへ電話しているとか。そんな妄想が膨らみます。
予想まとめ
- キリイのようなセーフガード以前の「システムの密使」説
- サナカンのようなセーフガード説(ほぼなし)
- ネット端末遺伝子を集めている組織の一員説
- 本体は犬説
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犬女余談
ここまで犬女を無理矢理考察してきましたが、実は犬女って「LOG.2」以外にもちょこっと出ていたりします。
- 9巻のキリイの記憶
- BLAME学園
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BLAME!9巻より引用
1巻でセリフちょこっとだけのキャラクターをこんなにひっぱるでしょうか。
弐瓶勉さんの頭の中でも大きい存在であるというのがわかりますね。
BLAME!が読めるところ
BLAMEってのは考察してもしきれないくらい謎が多い作品、弐瓶勉作品のなかでも人気のある作品です。は何度も読んで味が出る作品。この機会にもう一度読んでみるのはいかがでしょうか。
