
どうも、ガトヲ(@anauma_gatowo)です。
競馬好きですがウマ娘をやったことがありません。が、かなりの数の名馬が揃っているようですね。
馬主別に見たらどれくらいキャラクターの登場数が違うのか、馬主別に確認できるものが無いかを探してみたけどいいのがなかったのでこっちでまとめることにしました。
キャラクター追加があれば随時更新していく予定です。
馬主はあいうえお順に並べました。
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目次
さくらコマース
代表 | 全彰碩(ジャン・チョンソ) |
代表馬 | サクラローレル、サクラチトセオー、サクラバクシンオー |
冠名 | サクラ~ |
GⅠ成績 | 12勝 |
リンク | さくらコマース |
株式会社さくらコマースという企業で古くから競走馬を保有しています。
元はサクラ軍団と言われるほど現役馬を多数保有していましたが、現在の現役馬は10頭前後となっています。
サクラバクシンオー

名前 | サクラバクシンオー |
調教師 | 境勝太郎 |
生産 | 社台ファーム |
通算成績 | 11-2-1-7 |
引退 | 1994年スプリンターズステークス(GⅠ) |
主な勝鞍 | スプリンターズステークス(GⅠ) |
GⅠのスプリンターズステークスを2勝、短距離だけなら12戦11勝の名馬です。
競馬界における最初のスプリントの王者と言われています。
主戦は小島太ジョッキーで、1992年のデビューから引退まですべてのレースの騎乗を務めました。
小島太ジョッキーは現在は引退されています。
サクラチヨノオー

名前 | サクラチヨノオー |
調教師 | 境勝太郎 |
生産 | 谷岡牧場 |
通算成績 | 5-1-1-3 |
引退 | 1989年宝塚記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 朝日杯(GⅠ)、東京優駿(GⅠ) |
千代の富士が名前の由来。
ダービー馬であるが、ダービー後は屈腱炎により1年の休養、その後GⅠへ出場するも成績が振るわずレース中に故障し引退となりました。
主戦は上記と同じ小島太ジョッキー。サクラの馬にはだいたい小島太ジョッキーが騎乗しています。
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サトミホースカンパニー
代表 | 里見治 |
代表馬 | サトノダイヤモンド、サトノクラウン、サトノアラジン |
冠名 | サトノ~ |
GⅠ成績 | 0勝(里見治として6勝) |
セガサミーグループの代表取締役会長である里見治オーナーが馬主としての法人名義として2017年より個人名義から変更したのがサトミホースカンパニーです。
サトミホースカンパニー名義としてはGⅠ勝利はありませんが、里見オーナー個人名義としては6勝を上げています。
レースでよく目にする「サトノ~」という名前の馬はサトミホースカンパニーが馬主です。
サトノダイヤモンド

名前 | サトノダイヤモンド |
調教師 | 池江泰寿 |
生産 | ノーザンファーム |
通算成績 | 8-1-3-6 |
引退 | 2018年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 菊花賞(GⅠ)、有馬記念 (GⅠ) |
一時期は最強馬としてブイブイ言わせていたディープの子サトノダイヤモンド。
菊花賞で里見オーナーに初めてのGⅠ勝利をプレゼントしたのもこの馬です。
クラシック勝ちは菊花賞のみですが、皐月賞3着、ダービー2着とすべて馬券内です(ちなみにこのときのダービー馬マカヒキは2021年9月現在現役です)。
一時期は本当に現役最強か?とまで言われていた馬ですが、凱旋門賞挑戦後は調子を崩し、なかなか勝てなくなってしまいました。
主戦はルメールジョッキーでしたが、凱旋門賞後はいろいろな人が騎乗しています。
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シンボリ牧場
代表 | 和田吉弘 |
代表馬 | シンボリクリスエス、シンボリルドルフ、シンボリグラン |
冠名 | シンボリ、スイート |
GⅠ成績 | 12勝 |
生産牧場兼馬主として馬を所有しています。
ウマ娘には出演していませんが、年度代表馬であるシンボリクリスエスや7冠馬シンボリルドルフといった現代まで名を残す名馬を多数排出しています。
シンボリルドルフ

名前 | シンボリルドルフ |
調教師 | 野平祐二 |
生産 | シンボリ牧場 |
通算成績 | 13-1-1-1 |
引退 | 1986年サンルイレイS(GⅠ)(アメリカ) |
主な勝鞍 | 有馬記念、ジャパンカップ、天皇賞 |
最初の無敗のクラシック三冠馬。
2021年現在、無敗のクラシック三冠馬はシンボリルドルフ、ディープインパクト、コントレイルの三頭だけ。それぐらいすごい馬です。
他のGⅠ勝利と合わせて史上初の七冠馬という偉業も成し遂げました。
別名「皇帝」(皇帝ルドルフ1世が名前の由来のため)
主戦は岡部幸雄ジョッキーで、デビューの1983年から引退レースまですべてのレースで騎乗しました。
タマモ
代表 | 三野四郎 |
代表馬 | タマモクロス、タマモベストプレイ、タマモホットプレイ |
冠名 | タマモ |
GⅠ成績 | 3勝 |
京都の古美術商・・・らしい。
会社としての情報は少ないですが、馬主としては超有名。タマモとついた馬名をあなたも見たことがあるはず。
タマモの適当な画像がなかったので写真の馬は全く関係ない馬です。申し訳ありません。
タマモクロス

名前 | タマモクロス |
調教師 | 小原伊佐 |
生産 | 錦野牧場 |
通算成績 | 9-3-2-4 |
引退 | 1988年有馬記念 (GⅠ) |
主な勝鞍 | 天皇賞春 (GⅠ) 、宝塚記念 (GⅠ) |
1988年年度代表馬。引退レースではオグリキャップに負けてしまったものの、その年のGⅠである春天、宝塚、秋天と三連勝の名馬です。
今では考えられない地方競馬か?と思うようなローテーションで春天に挑んで勝ってしまうタフネスさ。
ジャパンカップで負けるまで平場、GⅢ、GⅡ、GⅠ全て含めて8連勝を達成しました。
別名「白い稲妻」。
その強さと、父シービークロスが「白い稲妻」と呼ばれていたため。
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トウショウ産業
代表 | 藤田衛成 |
代表馬 | スイープトウショウ、シーイズトウショウ、ヌエボトウショウ |
冠名 | トウショウ |
GⅠ成績 | 4勝 |
かつては名門と呼ばれた生産牧場であるトウショウ牧場持っていましたが、2015年に閉鎖しました。
中央競馬の重賞勝利からはしばらく離れていますが、まだ現役馬を所有しています。
スイープトウショウ

名前 | スイープトウショウ |
調教師 | 鶴留明雄 |
生産 | トウショウ牧場 |
通算成績 | 8-4-2-10 |
引退 | 2007年エリザベス女王杯(GⅠ) |
主な勝鞍 | 秋華賞 (GⅠ) 、宝塚記念 (GⅠ) 、エリザベス女王杯 (GⅠ) |
トウショウ産業イチの名馬であり、生産もトウショウ牧場。
勝ちにはムラがありましたが、半分以上は馬券内であり、その他は掲示板内。
GⅠを3勝は大変立派な成績です。
主戦は池添謙一ジョッキーでG Ⅰ勝利はすべて池添ジョッキーの手によるものでした。
ビワ
代表 | 中島智津子 |
代表馬 | ビワハヤヒデ、ビワシンセイキ、ビワセイハ |
冠名 | ビワ |
GⅠ成績 | 4勝 |
2004年まで中央競馬で馬主として活躍していました。
元は個人馬主でしたが、法人へと変更したのが有限会社ビワです。
ビワハヤヒデ

名前 | ビワハヤヒデ |
調教師 | 浜田光正 |
生産 | 早田牧場新冠支場 |
通算成績 | 10-5-0-1 |
引退 | 1994年天皇賞(秋)(GⅠ) |
主な勝鞍 | 菊花賞(GⅠ)、春天 (GⅠ) 、宝塚記念 (GⅠ) |
馬券外が1回、それ以外は全部連対とかなりの強さを見せたビワハヤヒデ。
デビューから15戦連続連対は中央競馬2位の記録です(1位はシンザンの19連対)。
引退レースの春天で初の5着となりましたが、レース後に故障が発覚、そのまま引退となりました。
主戦は岡部幸雄ジョッキー。GⅠ勝利はすべて岡部ジョッキーによるものです。
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ミホノインターナショナル
代表 | – |
代表馬 | ミホノブルボン |
冠名 | ミホノ(ミホノが多いが、厳密には決まっていないよう) |
GⅠ成績 | 3勝 |
現在は馬主から撤退しているようです。
GⅠ勝ちした所有馬はウマ娘に出ているミホノブルボンのみ。
ただこのミホノブルボンがとんでもない馬でした。
ミホノブルボン

名前 | ミホノブルボン |
調教師 | 松元茂樹 |
生産 | 原口圭二 |
通算成績 | 7-1-0-0 |
引退 | 1992年菊花賞(GⅠ) |
主な勝鞍 | 皐月賞 (GⅠ) 、東京優駿 (GⅠ) |
出走レースは8戦のみ。
ただその成績は1着7回、2着1回ととんでもない成績でした。
皐月賞、ダービーと2冠を逃げで達成。
ただ菊花賞でライスシャワーに敗北後、跛行が確認され、その後も病気や故障を次々発症したため、菊花賞がラストランとなりました。
成績が成績なだけにこのまま現役続行していたらどうなるのか非常に気になる、そんな一頭です。
別名「サイボーグ」(機械の如く正確なペースで逃げるため)。
主戦は小島貞博ジョッキーで、デビューから引退まで騎乗を務めました。
メジロ商事(メジロ牧場)
代表 | – |
代表馬 | メジロマックイーン(商事)、メジロドーベル(商事)、メジロブライト(牧場) |
冠名 | メジロ |
GⅠ成績 | 8勝(メジロ牧場)、12勝(メジロ商事) |
メジロ牧場はかつて多くの名馬を輩出した名門生産牧場。
メジロ商事名義でも競走馬を保有しており、違いは不明。
昔は多くの重賞勝利も勝ち取っていましたが、2000年代に成績不振になり、経営が成り立たなくなったことから2006年に牧場を閉鎖。
馬主からも現在は撤退しています。
ウマ娘としてはメジロ商事、メジロ牧場合わせると一番出演キャラクターが多いです。
メジロマックイーン

名前 | メジロマックイーン |
調教師 | 池江泰郎 |
生産 | 吉田堅 |
通算成績 | 12-6-1-2 |
引退 | 1993年京都大賞典(GⅡ) |
主な勝鞍 | 菊花賞(GⅠ)、天皇賞春 (GⅠ) 、宝塚記念 (GⅠ) |
当時の獲得賞金世界最高記録(10億1456万7700円)、10億円突破は世界初、メジロ所有最強馬と言っても過言ではないメジロマックイーン。
ラストランはGⅡで楽勝でしたが、レース後に靭帯炎を発症しそのまま引退となりました。GⅠで有終の美を飾ってほしかったとは思います。残念ですね。
別名「名優」(ターフの名優)。
名前の由来が俳優であるスティーブ・マックイーンであること、数々の名勝負を繰り広げたことから。
現役時代は3人のジョッキーが跨っていますが、一番多く騎乗したのは我らが武豊ジョッキー。
メジロドーベル

名前 | メジロドーベル |
調教師 | 大久保洋 |
生産 | メジロ牧場 |
通算成績 | 10-3-1-7 |
引退 | 1999年エリザベス女王杯(GⅠ) |
主な勝鞍 | 優駿牝馬(GⅠ)、秋華賞(GⅠ)、エリザベス女王杯(GⅠ) |
GⅠを5勝、4年連続での年度表彰を受けた名牝メジロドーベル。
エリ女と相性が良かったらしく、引退レースを含めエリ女では2勝しています。
一つ言うならば、GⅠ勝ちはすべて牝馬限定戦ではありますが、当時の牝馬最強ということになるんじゃないでしょうか。
主戦は吉田豊ジョッキーで、デビューから引退まで全レース騎乗しています。
メジロライアン

名前 | メジロライアン |
調教師 | 奥平真治 |
生産 | メジロ牧場 |
通算成績 | 7-4-3-5 |
引退 | 1992年日経賞(GⅡ) |
主な勝鞍 | 宝塚記念(GⅠ) |
皐月賞3着、ダービー2着、菊花賞3着とクラシックは惜敗が続きました。
GⅠ勝利は宝塚記念のみでしたが、その強さは誰もが認めるところだったようで。
ファンの非常に多い馬でした。
その強さは上述のメジロドーベルへと引き継がれております。
屈腱炎に苦しみ、最後は回復せずそのまま引退。引退レースは日経賞となりました。
主戦は未だ現役横山典弘ジョッキー。
メジロパーマー

名前 | メジロパーマー |
調教師 | 大久保正 |
生産 | メジロ牧場 |
通算成績 | 9-5-2-22 |
引退 | 1994年日経新春杯 |
主な勝鞍 | 宝塚記念(GⅠ)、有馬記念(GⅠ) |
出走レース数が非常に多く、現役途中で二戦だけ障害競走へ参加している変わり種メジロパーマー。
障害レースは1-1-0-0といい結果を残していましたが、飛越がヘタで傷だらけになって帰ってくるため、その後は平地競走へ復帰。
そこまでポツポツと重賞勝利をしていたくらいのよくある成績ではあったのですが、
1992年にいきなり宝塚記念(9人気)、有馬記念(15人気)と春秋グランプリ制覇を達成(史上5頭目)。
名実ともに名馬の仲間入りです。やはり逃げ馬は大穴を開けるのです。
主戦は山田泰誠ジョッキー。
メジロアルダン

名前 | メジロアルダン |
調教師 | 奥平真治 |
生産 | メジロ牧場 |
通算成績 | 4-3-2-5 |
引退 | 1991年ジャパンカップ(GⅠ) |
主な勝鞍 | 高松宮杯(GⅡ) |
怪我に泣かされ現役時代の出走、勝利は控えめなメジロアルダン。
デビュー時は期待馬であり、GⅠ成績もダービーで2着、天皇賞秋で3着と好成績を収めていますが、時代が悪かったようで。
当時は平成三強のオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンの時代でした。
この時代でなければGⅠの勝利もあり得たかもしれません。
主戦は特に決まっていなかったようですが、一番多く騎乗したのは岡部幸雄ジョッキーです。
ラッキーフィールド
代表 | 吉原毎文 |
代表馬 | エアグルーヴ、エアシェイディ、エアシャカール |
冠名 | エア |
GⅠ成績 | 6勝 |
エア〇〇でおなじみ、現在も現役馬を所有しているラッキーフィールド。
コンスタントに重賞勝ちをする強い馬を抱えているイメージですが、GⅠ勝ちからはしばらく遠のいています。
株式会社ラッキーフィールドは馬主の名義であり、代表の本業は東京鐵鋼という電気炉メーカー。
ウマ娘のラッキーフィールド所有馬はかっこいい系ですね。
エアグルーヴ

名前 | エアグルーヴ |
調教師 | 伊藤雄二 |
生産 | 社台ファーム |
通算成績 | 9-5-3-2 |
引退 | 1998年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 天皇賞秋(GⅠ)、優駿牝馬(GⅠ) |
多くの人が知っている名馬グラスワンダーやエルコンドルパサーやスペシャルウィークと同世代なエアグルーヴ。
年度代表馬も受賞しており、成績も着外が2回だけとの怪物っぷりを見せる。
当時の牝馬の年度代表馬は26年ぶりらしく、牡馬と互角以上に渡り合った戦績から「女帝」の異名で愛されていました。
主戦は武豊ジョッキー、合間に所々で短期免許の外国人や横山典弘ジョッキーが騎乗していました。
エアシャカール

名前 | エアシャカール |
調教師 | 森秀行 |
生産 | 社台ファーム |
通算成績 | 4-6-1-9 |
引退 | 2002年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 皐月賞(GⅠ)、菊花賞(GⅠ) |
3歳クラシック二冠馬であるエアシャカール。
ダービーも2着とあとひとつなにか変わっていれば3冠馬の仲間入りだったかもしれません。
ダービーは鼻差7センチでアグネスフライトに負けており、そのダービーの三宅正治アナウンサーの実況はあまりにも有名。ぜひ見てみてください。(河内の夢か、豊の意地か)
主戦は武豊ジョッキーでしたが、エアシャカールの現役中に海外へ騎乗拠点を移したため、後半はいろいろなジョッキーが騎乗していました。
レジェンド
代表 | – |
代表馬 | ビコーペガサス |
冠名 | ビコー |
GⅠ成績 | 0勝 |
公式サイトが消滅しており、詳細が不明。
最後の出走が2020年園田のビコークラウンというところまでしかわかりませんでした。
ビコーペガサス

名前 | ビコーペガサス |
調教師 | 柳田次男 |
生産 | Robert Steven Stables |
通算成績 | 4-6-2-15 |
引退 | 1998年安田記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | セントウルステークス(GⅢ) |
GⅠ勝ちこそ無いものの、GⅠレースでも上位に食い込む程の実力者であるビコーペガサス。
主に短距離からマイルのレースで活躍した馬です。
生涯成績としては4勝ですが、イケイケな時の名馬ヒシアマゾンに勝利するポテンシャルの高さを見せつけました。
生まれはアメリカ、育ちは日本。
主戦は定まっていなかったようですが、上村洋行ジョッキーが乗ることが多かったみたいです。
阿部雅一郎
代表 | 阿部 雅一郎 |
代表馬 | ヒシアマゾン、ヒシミラクル、ヒシアトラス |
冠名 | ヒシ |
GⅠ成績 | 6勝 |
数々の名馬を所有していた阿部雅一郎氏。
阿部木材工業の2代目社長であり、同時に個人で馬主をしていました。
海外産駒を購入して日本で調教するのが特徴。
現在は馬主業は引退されていますが、3代目社長の阿部雅英氏は現在も馬主として活躍中。
同じ冠名のヒシを用いており、現在も活躍中です。
ヒシアマゾン

名前 | ヒシアマゾン |
調教師 | 中野隆良 |
生産 | Masaichiro Abe |
通算成績 | 10-5-0-5 |
引退 | 1996年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | エリザベス女王杯(GⅠ) |
アメリカ生まれ日本育ちのヒシアマゾン。
デビューから12レース連続連対とその強さを見せつけ、牡馬とも五角以上に渡り合ったその強さから「女傑」と呼ばれた。
(当時は牡馬を負かすくらい強い牝馬を女傑と表することが多かった)
とはいえ、牝馬限定GⅠでは勝ち星を上げられたものの、牝馬・牡馬混合の有馬記念やジャパンカップではなかなか勝ち切ることが出来ませんでした。
主戦は中舘英二ジョッキー。生涯レースの20戦中18戦で騎乗しています。
ヒシアケボノ

名前 | ヒシアケボノ |
調教師 | 佐山優 |
生産 | Swettenham Stud et al. |
通算成績 | 6-1-6-17 |
引退 | 1997年スプリンターズステークス(GⅠ) |
主な勝鞍 | スプリンターズステークス(GⅠ) |
ウマ娘では可愛らしい女の子ですが、中央競馬GⅠ勝ちの最高馬体重という記録を持つヒシアケボノ。
560kgでのGⅠ勝ちという記録を持っています。
デビューから勝ちまで時間がかかりましたが、未勝利戦勝利後スプリンターとして覚醒。
現役中盤までコンスタントに重賞上位入賞という強い馬です。
主戦は角田晃一ジョッキー。
安田修
代表 | 安田修 |
代表馬 | シンコウラブリイ、シンコウフォレスト、シンコウキング |
冠名 | シンコウ |
GⅠ成績 | 4勝 |
元新興産業株式会社の代表取締役であった人物。
現在は馬主業から引退しており、「シンコウ」の冠名を見ることはありません。
シンコウウインディ

名前 | シンコウウインディ |
調教師 | 田中清隆 |
生産 | 酒井源市 |
通算成績 | 5-3-1-8 |
引退 | 1999年日本テレビ杯(G3)(地方) |
主な勝鞍 | フェブラリーステークス(GⅠ) |
芝走ったりダート走ったりいろいろやってるシンコウウインディ。
ダートを新馬勝ち後、芝走ってみたが、やっぱりダート適性が強い!ということでダートをメインに活躍していました。
その後のダート戦ではずっと馬券内着順という強さを見せ、当時中央競馬では唯一のダートGⅠであるフェブラリーステークスを勝利という大活躍っぷりでした。
しかしその後は成績が振るわないまま引退となりました。
一番多く騎乗していたのは岡部幸雄ジョッキー。フェブラリーステークス勝利時も岡部幸雄ジョッキーの騎乗でした。
臼田浩義
代表 | 臼田浩義 |
代表馬 | スペシャルウィーク |
冠名 | – |
GⅠ成績 | 4勝 |
自身のGⅠ戦績4勝はすべてスペシャルウィークによるもの。
様々な会社の社長や会長を歴任してきたすごい人。
馬主自体は2014年を最後に引退しています。
スペシャルウィーク

名前 | スペシャルウィーク |
調教師 | 白井寿昭 |
生産 | 日高大洋牧場 |
通算成績 | 10-4-2-1 |
引退 | 1999年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 東京優駿(GⅠ)、天皇賞春・秋(GⅠ) |
ウマ娘のサイトを見ると、センターのポジションで使われているスペシャルウィーク(かわいい)。
戦績を見ても馬券外が一回だけと主人公ポジションとして扱われてもおかしくない名馬中の名馬です。
ダービー勝利もそうですが、他クラシック2戦でも皐月賞3着・菊花賞2着と大健闘。
同時期にグラスワンダーやエルコンドルパサーがおり、GⅠを逃しているのでその中でGⅠ4勝は立派であります。(事実当時は日本最高賞金獲得馬)
鞍上は武豊ジョッキーで、武豊に初めてのダービー勝利をプレゼントした馬でもあります。
永井啓弍
代表 | 永井啓弐 |
代表馬 | サイレンススズカ、スズカフェニックス |
冠名 | スズカ、サンレイ、ミスズ、サン、コモノ |
GⅠ成績 | 3勝 |
馬主としては未だ現役、トヨタカローラ三重株式会社代表取締役名誉会長の永井氏。
永井商事名義でも馬主をしています。(冠名 スリー)
冠名が多いですが、馬を預ける厩舎によって使い分けている模様。
サイレンススズカ

名前 | サイレンススズカ |
調教師 | 橋田満 |
生産 | 稲原牧場 |
通算成績 | 9-1-0-6 |
引退 | 1998年天皇賞秋(GⅠ) |
主な勝鞍 | 宝塚記念(GⅠ) |
超有名大逃げ馬であるサイレンススズカ。
武豊と共に大逃げすることを決めてから本格化。6連勝と破竹の勢いで宝塚記念まで制覇。
その大逃げから、「異次元の逃亡者」という異名で呼ばれました。
しかしそんな絶好調な中、一番人気に支持されていた天皇賞秋で怪我により競走中止。予後不良と診断され安楽死の処置が取られました。
サイレンススズカが怪我をしなければ、サイレンススズカの子供が今も活躍していたかもしれません。残念です。
最初騎乗していたのは上村洋行ジョッキーでしたが、サイレンススズカでの大逃げを進言し結果を残したのは我らが武豊ジョッキーです。
株エムエイオフィス
代表 | 安西美穂子 |
代表馬 | ハルウララ |
冠名 | – |
GⅠ成績 | 0勝 |
所有馬はハルウララのみ。
エッセイストである安西美穂子さんが代表を務める会社名義での馬主です。
といっても中央競馬ではなく地方競馬だけですが。
ハルウララ引退後、いろいろなところへ預けられ消息不明に。最後に預けた牧場では委託料を払わずハルウララの所有権を放棄したそう。
後味の悪い話ですが、ハルウララが無事で何よりです。

名前 | ハルウララ |
調教師 | 宗石大 |
生産 | 信田牧場 |
通算成績 | 0-5-7-101 |
引退 | 2004年ハルウララ・チャレン |
主な勝鞍 | – |
非常に珍しい強くないことで有名になったハルウララ。
地方競馬は短いローテーションで走ることも多いので、通算成績で113戦0勝となりました。
弱いと言っても勝利がなかっただけで、2着や3着はあります。
武豊は106連敗目のレースに騎乗しましたが、このハルウララブームに苦言を呈しています。
このハルウララブームに関しては考えさせられることもありますので詳細を是非見てみてほしいです。
弱いことで有名になったハルウララ、ウマ娘的には他のウマとは少し毛色が違う採用のされ方をしていますね。
現在は千葉県のマーサファームにいるようです。ウマ娘がリリースされてから見学者が増えているよう。
橋本善吉
代表 | 橋本善吉 |
代表馬 | マルゼンスキー、ヒカリデュール |
冠名 | マルゼン(一番多いが、冠名がつかない馬が多数) |
GⅠ成績 | – |
スピードスケートメダリスト、五輪相の橋本聖子参議院議員の父である橋本善吉氏。
橋本牧場(マルゼン橋本牧場)を営んでいました。が、牧場ではあるものの競馬の生産牧場とは別物のようです。(牛がメイン)
馬主としては2013年の地方競馬(門別)が最後のようです。
マルゼンスキー

名前 | マルゼンスキー |
調教師 | 本郷重彦 |
生産 | 持込馬(マルゼンスキーを身籠っていた馬を落札しアメリカから持ち帰った) |
通算成績 | 8-0-0-0 |
引退 | 1977年短距離S |
主な勝鞍 | 朝日杯3歳S |
昭和の名馬、マルゼンスキー。
当時は持込馬にいろいろな制限があり、出走できないレースが多かったようです。
ただ成績を見て分かる通り、8戦8勝。日本競馬史において最強馬であるとの意見もあります。
マルゼンスキーがダービーに出られなかったことは当時のファンもがっかりしたそう。
あまりにも強く同じレースを走る予定だったレースをキャンセルする馬もいたとか。
その速さと当時のブームから「スーパーカー」の愛称で呼ばれていました。
近藤俊典
代表 | 近藤俊典 |
代表馬 | オグリキャップ |
冠名 | – |
GⅠ成績 | – |
オグリキャップの最終的なオーナー。
オグリキャップは2回馬主が変わっています。
小栗孝一→佐橋五十雄→ 近藤俊典
ここにはいろいろな大人の思惑が絡んでおります。
オグリキャップを中央に出走させたかった佐橋五十雄氏が小栗孝一氏から購入し、 佐橋五十雄氏から購入した近藤俊典氏が購入額をペイするために無茶なローテーションを組んだと言われています。
オグリキャップ

名前 | オグリキャップ |
調教師 | 瀬戸口勉 |
生産 | 稲葉不奈男 |
通算成績 | 22-6-1-3 |
引退 | 1990年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 有馬記念(GⅠ)、安田記念(GⅠ) |
おそらく日本で最も有名な馬であるオグリキャップ。
話題になったのはその強さだけでなくドラマもあります。
平成三強のスーパークリーク・イナリワンと共に競馬ブームを作った名馬中の名馬。
笠松競馬(地方競馬)出身で、連対率100%・2着2回のみという素晴らしい成績で中央移籍したらそれでも強かった。そんな馬です。
武豊騎乗の引退レース有馬記念は一見の価値あり。実況とともにお楽しみください。
時代を作ったヒーローではありますが、大人たちの思惑絡んだ悲しい馬でもあります。
その強さから異名は「芦毛の怪物」。芦毛の強い馬といえばオグリです。
近藤利一
代表 | 近藤利一 |
代表馬 | アドマイヤグルーヴ、アドマイヤモナーク、アドマイヤフジ |
冠名 | アドマイヤ |
GⅠ成績 | 22勝 |
日本を代表する大物個人馬主の一人、近藤利一氏。
合建株式会社という会社の元代表取締役会長で、馬主としても日本馬主協会連合会の役職を歴任しました。
2019年に癌で亡くなってしまいましたが、その約一ヶ月後の香港マイルでアドマイヤマーズが優勝。話題となりました。
アドマイヤベガ

名前 | アドマイヤベガ |
調教師 | 橋田満 |
生産 | ノーザンファーム |
通算成績 | 4-1-0-3 |
引退 | 1999年菊花賞(GⅠ) |
主な勝鞍 | 東京優駿(GⅠ) |
ダービー優勝の輝かしい戦績を持つアドマイヤベガ。
アドマイヤベガの「ベガ」は母の名前から取っており、母も桜花賞とオークスを勝った名牝であります。
1番人気、2番人気しか取ったことがないにもかかわらず引退レースが菊花賞となっているのは、菊花賞後の休養中に繋靭帯炎を発症しそのまま引退してしまったため。
主戦は武豊。母ベガも武豊だったため、親子二代で武豊でGⅠ勝利をしています。(最近ではそこまで珍しくもないですが)
栗林英雄
代表 | 栗林英雄 |
代表馬 | ライスシャワー |
冠名 | – |
GⅠ成績 | 3勝 |
栗林運輸会長、馬主であり牧場経営もしている栗林英雄氏。
ライスシャワーはそのユートピア牧場で生まれました。
現在は馬主ではないようです。
ライスシャワー

名前 | ライスシャワー |
調教師 | 飯塚好次 |
生産 | ユートピア牧場 |
通算成績 | 6-5-2-12 |
引退 | 1995年天皇賞春(GⅠ) |
主な勝鞍 | 菊花賞(GⅠ)、天皇賞春(GⅠ) |
長距離で活躍し、GⅠを3勝したライスシャワー。
「刺客」「関東の刺客」「黒い刺客」の異名を持つ。
これはミホノブルボンのクラシック三冠阻止、メジロマックイーンの天皇賞春3連覇を阻止したことに由来する。
生涯成績は25戦6勝であるが、そのうち3勝がGⅠ。
3000m以上のレースには3回出ているが(天皇賞春×2、菊花賞)、3000m以上であれば負けなしの馬。
日本では3000m以上のレースがなかなか無いが、これだけ長距離が得意な馬も珍しいですね。
ちなみにマイルでも勝ったことがある。スゴイ。
主戦は的場均ジョッキーで、競争中止した引退レースの宝塚記念を含めて半分以上で騎乗しています。
荒井幸勝
代表 | 荒井幸勝 |
代表馬 | ユキノビジン、アイシャルテイオー |
冠名 | – |
GⅠ成績 | 0勝 |
ユキノビジン

名前 | ユキノビジン |
調教師 | 久保田敏 |
生産 | 村田牧場 |
通算成績 | 4-2-0-2 |
引退 | 1993年ターコイズS |
主な勝鞍 | クイーンS(G3) |
地方競馬出身、中央移籍後G3を勝っているユキノビジン。
地方から移籍と言っても、最初から中央で走るつもりだったらしい。
戦績を見ると半分は勝っている強い馬ですが、怪我で早い段階で引退となってしまいました。
GⅠ勝ちこそ無いものの、桜花賞、オークスにおいてベガの2着と好成績を収めており、非常に人気の高い馬だったそうな。
黒岩晴男
代表 | 黒岩晴男 |
代表馬 | ツインターボ |
冠名 | – |
GⅠ成績 | 0勝 |
ツインターボ

名前 | ツインターボ |
調教師 | 笹倉武久 |
生産 | 福岡敏宏 |
通算成績 | 6-2-0-25 |
引退 | 1996年クラスターC(地方・盛岡) |
主な勝鞍 | 七夕賞(GⅢ)、オールカマー(GⅢ) |
常に大逃げでレースを盛り上げる、勝ち負けはっきりするタイプで大人気だったツインターボ。
その大逃げで中央重賞3勝をもぎ取りました。
さすがにGⅠには手が届かなかった模様。有馬記念や天皇賞秋にも挑戦していますが、大敗しています。
サイレンススズカが「強い逃げ馬」ならこの馬は「玉砕型」というらしい。
そういった点も人気の一つだったみたいです。
細川益男
代表 | 細川益男 |
代表馬 | マチカネタンホイザ、マチカネフクキタル |
冠名 | マチカネ |
GⅠ成績 | 1勝 |
細川鉄工所(ホソカワミクロン)社長、会長。
「マチカネ」とは豊中市待兼山に由来する。
マチカネフクキタル

名前 | マチカネフクキタル |
調教師 | 二分久男 |
生産 | 信成牧場 |
通算成績 | 6-4-1-11 |
引退 | 2000年宝塚記念 |
主な勝鞍 | 菊花賞(GⅠ) |
重賞3勝、内GⅠを1勝のマチカネフクキタル。
細川氏所有馬で唯一GⅠを勝った馬です。
ダービー敗北後の菊花賞まで全4走して全勝。結果的に1着でしたが、ここまで破竹の勢いがあったにも関わらず3番人気での菊花賞でした。
菊花賞優勝後は病気に悩まされ、馬券内には入るものの勝てず、そのまま引退となりました。
マチカネタンホイザ

名前 | マチカネタンホイザ |
調教師 | 伊藤雄二 |
生産 | 稲原牧場 |
通算成績 | 8-2-2-20 |
引退 | 1995年ステイヤーズS(GⅢ) |
主な勝鞍 | 高松宮杯(GⅡ) |
引退まで安定した成績を残したマチカネタンホイザ。
GⅠ勝利こそないものの、重賞4勝は大変立派な成績です。
本来は「タンホイザー」としたかったようですが、日本の馬名文字数制限が9文字までしか登録できないため「タンホイザ」となってしまった模様。
主戦は岡部幸雄ジョッキー又は柴田善臣ジョッキー。デビューは武豊ジョッキーでした。
笹原貞生
代表 | 笹原貞生 |
代表馬 | マーベラスサンデー、マーベラスクラウン |
冠名 | マーベラス、ブラック |
GⅠ成績 | 3勝 |
マーベラスサンデー

名前 | マーベラスサンデー |
調教師 | 大沢真 |
生産 | 早田牧場新冠支場 |
通算成績 | 10-2-1-2 |
引退 | 1997年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 宝塚記念(GⅠ) |
全レース武豊ジョッキー騎乗で通算成績10勝とかなりの成績を残したマーベラスサンデー。
戦績見ると1着がたくさんあって圧巻。ただGⅠは1勝のみ。
とはいえ、GⅠの有馬記念は二年連続2着、天皇賞春も3着とGⅠの馬と実力差があるわけではないです。
すべてのレースが4着以内と安定した成績を残しており、これはゴール前で勝手に力を緩めてしまう癖があったためであるとかないとか。
三石川上牧場
代表 | 上山浩司 |
代表馬 | カワカミプリンセス |
冠名 | カワカミ |
GⅠ成績 | 2勝 |
生産牧場兼馬主として現在も活躍中の三石川上牧場。今も競馬で「カワカミ」の名がつく馬がいたらここです。
生産牧場としては中堅規模らしく、マーケットブリーダーとしての側面が強いようです。
重賞勝利はGⅠのみ2勝を上げており、GⅡ、GⅢは勝利なしという変わり種。
カワカミプリンセス

名前 | カワカミプリンセス |
調教師 | 西浦勝一 |
生産 | 三石川上牧場 |
通算成績 | 5-2-2-8 |
引退 | 2009年エリザベス女王杯(GⅠ) |
主な勝鞍 | 優駿牝馬(GⅠ)、秋華賞(GⅠ) |
牝馬クラシック2勝を上げたカワカミプリンセス。 三石川上牧場が誇るGⅠ馬です。
デビューから秋華賞までの全5戦、無敗でGⅠを2勝しましたが、その後は低迷。
とはいえそこそこ馬券内には来ており、決して弱くなったとかではないとは思います。
鞍上は本田優、武幸四郎、横山典弘の三人ですが、GⅠを買ったのは本田優。
エリ女降着後本田優は騎乗していませんが、これは降ろされたのではなく2017年2月に調教師試験に合格し引退したため。
山路秀則
代表 | 山路秀則 |
代表馬 | ナリタトップロード、ナリタブライアン |
冠名 | ナリタ・オースミ |
GⅠ成績 | 8勝 |
競馬やってたら一度は「ナリタ」の冠名は聞いたことがあるのではないでしょうか。
クラシック3冠馬であるナリタブライアンの馬主です。
近年はもう馬主としての活動はありません。
馬主として晩年は個人としてではなく、法人馬主として株式会社オースミの名で馬主をやっていました。
重賞勝利数64勝のとんでもない方です。
ナリタブライアン

名前 | ナリタブライアン |
調教師 | 大久保正 |
生産 | 早田牧場新冠支場 |
通算成績 | 12-3-1-5 |
引退 | 1996年高松宮杯(GⅠ) |
主な勝鞍 | クラシック3冠 |
シャドーロールの怪物の異名を持つナリタブライアン。
南井ジョッキーで朝日杯を勝利した後、ポンポンとクラシック3冠。その年有馬記念も勝ってしまった言わずとしれた名馬。
G1勝利は南井ジョッキーが乗っていたその年(1994年)のみではありますが、生涯成績で掲示板を外したのは3回のみ。
短距離への挑戦やマヤノトップガンとの対戦で競馬界を盛り上げてくれた馬でした。
ナリタタイシン

名前 | ナリタタイシン |
調教師 | 大久保正 |
生産 | 早田牧場新冠支場 |
通算成績 | 4-6-1-4 |
引退 | 1995年宝塚記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 皐月賞(GⅠ) |
最後方からの豪快な追い込みで気持ちのいい勝ち方をするイメージがあるナリタタイシン。
追い込み馬でこの成績はとてもかっこいいですね。
GⅠ勝利こそ1勝ですが、ほか重賞含めて3勝をあげています。
主戦は清水ジョッキー、武豊ジョッキーの二人がメイン。この二人でしか3着以内に入っていません。
皐月賞の勝ち方が気持ちいのでぜひ見てみてください。
勝野憲明
代表 | 勝野憲明 |
代表馬 | イクノディクタス |
冠名 | ダンディ、イクノ等 |
GⅠ成績 | 0勝 |
GⅠ勝利こそなかったものの、数多くの馬を所有し重賞通算5勝の馬主。
イクノディクタスとダンディコマンドで重賞を勝利しています。
現在は馬主として活躍はされていないようです。
イクノディクタス

名前 | イクノディクタス |
調教師 | 福島信晴 |
生産 | 高田栄治 |
通算成績 | 9-8-5-29 |
引退 | 1993年富士ステークス(OP) |
主な勝鞍 | オールカマー(GⅢ)、小倉記念(GⅢ) |
「鉄の女」の異名を持つイクノディクタス。
その由来は、通算成績を見ていただくとわかるように51戦ものレースに参戦し、一度も故障すること無く走り続けたことから。
その上通算9勝とはとてもタフな馬です。
現代の競馬ではなかなか見られない馬ですね。強い馬ほど大事に大事に年3走とかもありますから。
主戦は村本善之ジョッキー。間にたまに他のジョッキーが跨ることもありましたが、重賞勝利4勝はすべて村本ジョッキーによるもの。
小林英一ホールディングス
代表 | 小林英一ホールディングス |
代表馬 | ゴールドシップ |
冠名 | |
GⅠ成績 | 1勝(小林英一ホールディングス名義で) |
我らのスター、ゴールドシップの馬主であります。
ゴルシ現役中に名義が変わっているためGⅠ成績一生と少なく見えますが、個人名義の馬主時代から数えるともっと多いです。ゴルシだけで6勝しているので。
現在も馬主として現役馬を所有しており、2022年もロータスランドで重賞を勝利しています。
ゴールドシップ

名前 | ゴールドシップ |
調教師 | 須貝尚介 |
生産 | 出口牧場 |
通算成績 | 13-3-2-10 |
引退 | 2015年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 有馬記念(GⅠ)、天皇賞春(GⅠ) |
ウマ娘でも大人気なゴールドシップ。
「黄金船」「不沈艦」「猛獣ゴルシ」等様々な呼ばれ方をしていますが、それぐらい現役時代も人気な馬でした。
圧倒的な強さを見せるときもあれば、惨敗したり、スタートでゲートが開いた瞬間立ち上がったり(有名なシーン。歴史的出遅れ。)。とにかくファンに愛さています。
猛獣ゴルシと呼ばれるくらいの気性の荒さも人気の理由の一つです。
余談ですが、ウマ娘で人気すぎてネット流行語2021でゴールドシップが5位だったそうです。
小林正明
代表 | 小林正明 |
代表馬 | アイネスフウジン |
冠名 | アイネス |
GⅠ成績 | 2勝 |
実業家、個人馬主として1998年までご活躍された小林正明さん。
GⅠ含め重賞を3勝していますが、これらは全てアイネスフウジンによるもの。
馬主資格取得してから2年でダービー馬のオーナーになりました。
アイネスフウジン

名前 | アイネスフウジン |
調教師 | 加藤修甫 |
生産 | 中村幸蔵 |
通算成績 | 4-3-0-1 |
引退 | 1990年東京優駿(GⅠ) |
主な勝鞍 | 東京優駿(GⅠ) |
生涯成績2着以下が1度しかないアイネスフウジン。
少ないレースの中で2度もGⅠを勝利しています。
ダービー馬となったものの、ダービー後は屈腱炎からなる足元の不安によりそのまま現役引退。
ダービーが最後のレースとなりました。
主戦は中野栄治ジョッキー。全てのレースで騎乗しています。
早期引退は中野ジョッキーも残念だったことでしょう。
松本好雄
代表 | 松本好雄 |
代表馬 | メイショウサムソン、メイショウドトウ |
冠名 | メイショウ |
GⅠ成績 | 11勝 |
株式会社きしろ元代表取締役会長。
個人馬主としてはかなりの数の競走馬を所有する大馬主であり、「メイショウ」の冠名を聞いたことがない方はいないと思います。
まだまだ現役の馬主であり、2022年も重賞勝利をしています。
GⅠ勝利11勝もすごい数字ですが、重賞全て含めると92勝となります。100勝まで後少し!
メイショウドトウ

名前 | メイショウドトウ |
調教師 | 安田伊佐 |
生産 | P. Hardy |
通算成績 | 10-8-2-7 |
引退 | 2001年有馬記念(GⅠ) |
主な勝鞍 | 宝塚記念(GⅠ) |
もっとGⅠ勝ってもおかしくない馬だったよなぁ・・・と思う馬メイショウドトウ。
GⅠ勝利は宝塚記念の1勝のみですが、GⅠの2着は5回もあります。
この馬は同じ時代にテイエムオペラオーやジャングルポケット、アグネスデジタル、マンハッタンカフェと名だたる馬がたくさんいます。
特にテイエムオペラオーの2着は何度も・・
一度だけテイエムオペラオーを破って一着になったのが2001年宝塚記念。悲願の撃破。
主戦は安田康彦ジョッキー。宝塚記念の勝利もやはりこのジョッキーでないとダメだったみたいです。
植中昌子
代表 | 植中昌子 |
代表馬 | シーキングザパール |
冠名 | |
GⅠ成績 | 1勝 |
現在は馬主はされていないようです。
植中昌子さん所有馬で最も有名で日本馬としての快挙を成し遂げた馬がウマ娘入り。
シーキングザパール

名前 | シーキングザパール |
調教師 | 森秀行 |
生産 | Lazy Lane Stables Inc. |
通算成績 | 8-2-3-6 |
引退 | 1999年安田記念(GⅠ)※日本では |
主な勝鞍 | NHKマイル(GⅠ)モーリス・ド・ゲスト(海外GⅠ) |
日本調教馬として初めてヨーロッパGⅠを勝利。ヨーロッパへの道を切り開いたと言っても過言ではないシーキングザパール。
当時は日本競馬界の悲願を成し遂げたこの馬は歴史を作ったと言われました。
海外GⅠの成績は日本の競走馬成績としては数えないのでアレなんですが、GⅠは計2勝しています。
主戦は武豊ジョッキー。ほぼ全て騎乗しており、フランス遠征の際も武ジョッキーがついていき見事処理をしています。
ウマ娘のシーキングザパールは色っぽいですね。
西山正行
代表 | 西山正行 |
代表馬 | ニシノフラワー、ニシノライデン |
冠名 | ニシノ、セイウン 他 |
GⅠ成績 | 5勝 |
大個人馬主西山正行オーナー。
息子の西山茂行さんも馬主をされております。
1966年にご自身で牧場を作り現在も多くの競走馬を排出しています。
ニシノフラワー

名前 | ニシノフラワー |
調教師 | 松田正弘 |
生産 | 西山牧場 |
通算成績 | 7-1-3-5 |
引退 | 1993年スプリンターズS(GⅠ) |
主な勝鞍 | 桜花賞(GⅠ)、スプリンターズS(GⅠ) |
西山牧場開業25年、初めてGⅠを勝利したニシノフラワー。
桜花賞を勝ってはいますが、1600以下が得意だったのかな?と思います。勝ちはほとんどが1600以下のレース。
GⅠの3勝はとても立派。どのレースでも常に人気な馬でした。
主戦は河内洋ジョッキー。桜花賞から引退まで騎乗しました。
西山牧場
代表 | 西山牧場 |
代表馬 | セイウンスカイ、ニシノダイオー |
冠名 | ニシノ、セイウン 他 |
GⅠ成績 | 0勝(名義変更前にGⅠ勝利した馬はいる) |
上述の西山正広オーナーが代表を努めていた牧場。
牧場名義でも馬主をしていたようです。
現在はダーレー・ジャパン・ファームに売却されています。
セイウンスカイ

名前 | セイウンスカイ |
調教師 | 保田一隆 |
生産 | 西山牧場 |
通算成績 | 7-1-1-4 |
引退 | 2001年天皇賞春(GⅠ) |
主な勝鞍 | 皐月賞(GⅠ)、菊花賞(GⅠ) |
クラシック二冠馬、西山牧場初クラシック勝利馬のセイウンスカイ。
馬主は現役中に西山正行オーナーから西山牧場名義に変わっています。(病気により)
皐月賞、菊花賞と勝利はしましたが、その後のGⅠ勝利はありませんでした。GⅡ勝利なら何度かありましたが。
主戦は横山典弘ジョッキー。GⅠ勝利は全て典さんによるものです。
西川清
代表 | 西川清 |
代表馬 | マンハッタンカフェ、イーグルカフェ |
冠名 | カフェ |
GⅠ成績 | 6勝 |
駐車場運営のパーク24創業者である西川オーナー。
1996年から馬主として活躍されていました。
カフェの冠名は初めて所有したカリブカフェが5勝を挙げたことから。
病気により早くに亡くなってしまったため、馬主としての活躍は9年ほどでした。
マンハッタンカフェ

名前 | マンハッタンカフェ |
調教師 | 小島太 |
生産 | 社台ファーム |
通算成績 | 6-0-1-5 |
引退 | 2002年凱旋門賞(フランスGⅠ) |
主な勝鞍 | 菊花賞(GⅠ)、有馬記念(GⅠ) |
GⅠ勝利計3回。長距離で強かったマンハッタンカフェ。
デビュー後しばらく1800や2000を走っている頃は成績があまり振るわなかったが、距離を伸ばしたらグングン勝って菊花賞すら勝ってしまった。
菊花賞以外のクラシックには出場すらしていません。
ウマ娘のキャラのように真っ黒で艶のある美しい馬です。
主戦は蛯名正義ジョッキー。GⅠ勝利は全て蛯名ジョッキーによるもの。
千明牧場
代表 | 千明大作 |
代表馬 | ミスターシービー |
冠名 | シービー |
GⅠ成績 | 1勝(GⅠがOPだった時代にたくさん勝ってます) |
1927年開業の老舗。
生産牧場かつ馬主。
千明家は親子三代で日本ダービーを制しているようです。
ミスターシービー

名前 | ミスターシービー |
調教師 | 松山康久 |
生産 | 千明牧場 |
通算成績 | 8-2-1-3 |
引退 | 天皇賞 |
主な勝鞍 | 3冠、天皇賞 |
史上3頭目のの中央競馬クラシック3冠を達成したミスターシービー。(1964年シンザン以来19年ぶり)
その後は1世代下のシンボリルドルフに破れ続けてしまいました。
1980年を代表するアイドルホース。
主戦は吉永正人ジョッキー。全てのレースで騎乗しています。
おわりに
数が多いので随時更新いたします。
競馬の記事たくさん書いてるので良かったら見てくださいね。
馬主別にウマ娘の登場キャラクターたちをまとめたよ。