どうも、ガトヲ(@anauma_gatowo)です。
みなさんヘヴィータンクという競走馬をご存知でしょうか。
2018年に大きな話題となったこの馬について、競馬ファンならば知っておくべきであります。
GⅡ報知杯弥生賞に新馬ながら彗星の如く現れた新星。GⅡに新馬で挑む馬は日本では初だそうです。
この馬について、この記事で少し語らせてください。
自分の中では2018年競馬ニュースの中でかなり上位にくる話題なので。
- ヘヴィータンクのプロフィール
- ヘヴィータンクのレース結果
- ヘヴィータンクのその後
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目次
ヘヴィータンクのプロフィール・実績
まず肝心のヘヴィータンクのプロフィールについて。ヘヴィータンクについて知っておかないとね。
ということで冒頭でも触れたとおり、初出走はGⅡ報知杯弥生賞(現報知杯弥生賞ディープインパクト記念)。
GⅡが初出走となるのはこの馬が最初。そしておそらく最後であります。
以下ヘヴィータンクの詳細プロフィールです。全レース成績もあわせて。
- 生年月日:2015年4月20日
- クロフネ産駒
- 調教師:森秀行(栗東)
- 通算成績:0-0-0-1
- 競走馬登録抹消
登録抹消????
出走は弥生賞だけ????どういうこと?????
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2018年報知杯弥生賞(GⅡ)
3着までの馬に皐月賞の優先出走権が付与されるトライアル競走[5]。1982年から1990年までは5着までに優先出走権を付与していたが、1991年から3着までに改められた[6]。
参考:Wikipedia
3歳馬限定GⅠの皐月賞トライアルの位置付けのレース。
毎年力のある3歳馬がこぞって出走してくる、今年の顔候補の馬がたくさんいるレースという印象。
今年の弥生賞は例年に漏れず話題馬がたっくさんいました。
- ダノンプレミアム
- ワグネリアン
- オブセッション
- ヘヴィータンク
ここまでデビューから3戦無敗、新馬・GⅢ・GⅠと制覇してきたダノンプレミアム。
同じくデビューから3戦無敗、実績はダノンプレミアムに少し劣るが強さは同格ワグネリアン。
デビューから2戦無敗、出遅れもなんのその、舌ペロ走法でシクラメン賞とんでもない上がりをみせたオブセッション。
GⅠホープフルSで堂々2着、実績は他の馬と引けをとらないジャンダルム。
目立つところだけでこれだけ話題馬がいるわけです。他の馬だってここまでほとんど負けていないか惜しい競馬をしてきた素質馬ばかり。
そしてこの中に初出走で飛び込んできたヘヴィータンク。かなりの話題になりました。
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ヘヴィータンクの前評判
最初は「無理無理www勝負にならんてwww」派と「いや、俺は買うけどね。この馬には何かあるよ」派が4対1くらいの割合だった印象。
そして調教動画が公開されて買う派が更に減った印象。だって全然走れてないんだもの・・・
レースに参加する気は無いのではないかと言わんがばかりの調教で・・・
そもそもGⅡに初出走馬が出場することが異例中の異例。
みんなそんな予想したことないし、意見が分かれるのも仕方がないね。
結局最終オッズは最低人気の192.6倍に落ち着きました。
弥生賞の結果
私はヘヴィータンクが気になりすぎて、他の話題馬そっちのけでヘヴィータンクを追ってしまいました。
しかし途中から見失ってしまったので普通にその後のレースを追ったのですが・・
結果は以下の画像でご確認ください。
![]()
参考:netkeiba
最下位は初出走なのでしょうがないとして、注目すべきはタイム。
9着のアサクサスポットから20秒差の大差負け。
このタイムはもはや距離が違うと言わんばかりのタイムで話題になりました。後に見返しましたが完全にレースになっていませんでした。
しかし最後入線まで走りきり、競馬場からは温かい拍手が。競馬場にいた人たちには忘れられない一頭となったことでしょう。
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ヘヴィータンク衝撃のその後
なんとこの1レース限りで衝撃の引退、登録抹消。
レース後ニュースを見てびっくりしました。これだけ!?って。
キャリア1戦で引退、故障でもしたのかと思いましたが違うようです。
処分されることもなく、現在は乗馬となっているようです。良かった・・
ヘヴィータンク、後述する余談の理由もあるのか、地味にファンが多いです。
引退して半年経ちますが、netkeibaのヘヴィータンク掲示板はまだ賑わっていますよ。愛のある書き込みも目立ちます。
余談:ヘヴィータンクが報知杯弥生賞に出た理由
今回の弥生賞は出走馬が10頭。
重賞は10着まで賞金が出ます。出走手当を入れてこれで150万円。
登録抹消でJRAからの給付金が150万円。
計300万円をヘヴィータンクは稼ぎました。何を言いたいのかわかりますね。
最初からこれが狙いだったのかは不明ですが、このやり口はあまりにも馬がかわいそうだなと私は思います。
そもそもこれだけでは赤字だとは思いますが。
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終わりに
最終的に愛される形となったヘヴィータンク。これからの活躍を見ることはできませんが、どこかで人を載せていることでしょう。
9月2日の小倉2歳ステークス(GⅢ)にステイグリーンとセイウンコービーという初出走馬が2頭出走します。
重賞に初出走が出るのはヘヴィータンク以来です。2歳なのでこれが終わったら引退、ということも無いでしょうが、やはりヘヴィータンクの件があってから少しそういうのは気になるようになってしまいました。
心配なのは2頭ともヘヴィータンクと同じ森厩舎。まさか同じことしませんよね?
馬券買う買わないは別としても、この2頭を全力で応援したいですね。