競馬新聞にしてもネットの馬柱にしても必ず記載のある「脚質」
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・先・・
みたいに書いてあるやつです。
予想のときに見ない競馬愛好家の方々はいないのではないでしょうか。予想に使っていなくても目に入ってくる情報かと思います。
脚質欄はそのレースの展開予想に重要になってくる部分。とはいえ大まかな分類にしか分けられていないのでこれだけで予想するのは難しいです。
予想に使うとしたらどう使うか、何をどう使ったら良いのか、脚質だけで予想できるか等を考えていきたいと思います。
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目次
そもそも脚質とはなんなのか
脚質とは
その馬がだいたいどの位置でレースをするかの大体の指標
と考えます。
ほとんどの競馬新聞・サイトでは【逃】【先】【差】【追】の4ブロックに分けられ、それぞれ馬群のどのあたりで競馬をするかを過去のレース傾向より示します。
- 逃:先頭もしくは先頭付近
- 先:逃馬のちょっと後ろ
- 差:馬群の真ん中より後ろあたり
- 追:最後方付近
それぞれの言葉の示すとおりです。
過去にこういうレースをしたから今回もこの辺だろう、で脚質が決まるので、結構曖昧な指標なんです。実際いろいろな競馬サイト・新聞を見比べると結構ブレてることがあります。
ある新聞では差し馬、別の新聞では同じ馬が追い込み馬だったり。
なので「脚質」という情報は過去のレース実績からみた曖昧なものであると考えておきましょう。未勝利戦なら特にね。新馬戦では脚質の情報すらありません。
絶対に脚質の通りの位置取りをするわけではないです。追い込み馬が突然逃げて勝つこともあるし、逃げ馬がスタートしくじって馬群に飲まれるなんてこともザラ。
「過去のレースから見たら追い込み馬で、今回のレースで他の馬と見比べるとテンのタイムが早い。だからこのレースに限っては先行馬である。」みたいな予想は脚質だけ見ていてもわからないので自分で分析する必要があります。競馬予想って難しい。
結局脚質だけ見ていても「その」レースではどういった位置取りになるかはわからないってことですね。
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脚質別成績は参考になるのか
大まかな予想にしか使えない。大分類4つで完璧な予想は無理でしょう。
展開の参考にはなります。重賞の過去〇〇年傾向が好きな人はそれと照らし合わせて馬券の参考にするもよし、コース別傾向と合わせるもよし、馬場状態と合わせるもよし。
ただしやっぱり競馬は生き物なので脚質通りに展開が進むとは限りません。
「このコースは逃げ馬の成績が良い。だから3頭いる逃げ馬でBOX買いだ!!」
みたいな買い方は思考停止馬券になってしまうので、もうちょっと考えましょう。
そのうち一頭勝負になりそうな馬だけ探してその馬から買うとちょっと予想した感じになります。
競馬は基本、前有利
脚質から展開予想してみると、おおまかな位置取りは把握できると思います。脚質で並べるだけでも良いですよ。
基本的にはスタートバシッと決めて前目で競馬できる馬が有利です。枠差を誤差と考えるなら皆同じ距離を走っているので、最後方の馬が前の馬に追いつくには相当上がりが早くないと厳しい。
追い込み馬が勝つとインパクトがあるので印象に残りがち。でも後ろから差し切る競馬のほうが実は少ない。平場では。
脚質から予想するなら基本はどんなペースになりそうでも逃げ先行馬から組み立てると良いです。もしくはもっと予想して、そのレースでは前目で競馬できそうな追い込み馬に注目すると良いかも。脚質から予想できるのはそれくらいでしょうか。
- スタートが下手
- テンが遅い
- 上がり勝負がしたい
- 前に馬がいないと闘争心に火がつかない
先行できて上がりが早い馬が最強!今ならアーモンドアイみたいな馬。
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どう予想に活かしますか?
基本的には軽めの展開予想をしたい人だけ使えばいい感じ。過信は禁物であります。
Hペースが後ろの差し有利、Sペースが前目の逃げ先有利を信じるのであれば、ペースを予想した上で切る判断にはできるかもしれない。勝馬を探すというより切る馬を探すイメージで使ったほうが良いでしょう。
「逃」マークの数でペースは決まる
逃げたい馬がたくさんいるレースは、当然スタート後競り合うのでペースが早くなりがち。行った行ったの競馬になる可能性は低いので逃げ馬は何頭か切ってもいいでしょう。
逃げ馬不在ならSペースになることが多いです。まあ、よく考えたら当然ですね。
唯一の逃げ馬が穴馬、追い込み馬なのにこのレースでは先行しそうだ、とビビッと感じたら注目。人気薄ならなおさら抑えたら楽しいと思います。
まとめ
- 脚質は大雑把な展開予想に使おう
- 逃げ馬だけでBOX買いみたいな買い方はやめよう
- 基本は逃げ先行馬から馬券を組み立てよう
- 「逃」マークの数でペースは決まるぞ
- 他の予想ファクターの補助として使うのがベスト!